「30分で分かる経済の仕組み」レイダリオ著 を読み解く⑤
引き続いて、読み解いていきたいと思います。
「レバレッジ減少への対応が経済活動のカギ」
このパートの文章は一つ一つ難解で中々頭に入ってきませんでしたが、要は最悪の事態を避けるにはどうするべきなのか、を言っているのだと思います。具体的には以下2点が重要なポイントだということです。
◆返済が収入を超えてしまうことだけは絶対に避けなくてはならない。政府は金利とお金の発行量でそうならないようにコントロールする必要がある。
◆お金を発行することについて、過度に心配する必要はない。生産性向上した分だけ発行していけばハイパーインフレは発生しない。
です。難しい文章のパートでしたが、書いている内容はとてもシンプルだと思います。
最期のパートでは、このレポートが過去の景気の歴史に基づいて書かれていることが述べられています。実際の経済の仕組みはもっと複雑なものですが、時間軸を長くとって大きな視点で過去起こったことを見直すと、生産性の向上という大きな流れとそのバラツキとしてクレジットによる景気の波が有る。そしてそれは経済の基本的な仕組みなのだ、ということが締めとして書かれているのです。
物事を極端に大きな視点で見ると、現象をシンプル化出来て把握や予想がしやすい場合があるのだと思います。例えば、目の前を走っている車が一カ月後どこを走っているか、などということについては予想を当てることは非常に難しいですが、その車が1か月後に太陽に対してどのあたりを走っているかを当てるのは簡単です。地球の位置≒車の位置ですからね。
さいごに
経済を学んだこともないど素人が必死でググりながら読み解いてきましたが、如何でしたでしょうか? 未来の自分も含め、少しでもお役に立てたらいいなと思います。もちろん、間違っている解釈もあると思いますので、その場合は是非指摘のコメントいた明ければと思います。 それでは。